同じ看護師でも、どの診療科で働くのかで具体的な仕事内容は変わってきます。そのため職場探しをする時は、自分がやりたい仕事ができる診療科を選択することが大切です。

向き不向きを検討する際は、自己分析を行う必要があります。
普段の思考方法や行動パターンなどは自分の性格の表れなので、自己分析を行う際に着目すべきポイントです。性格診断や心理テストなどで手軽に分析できる項目でもあるため、上手に活用して分析するとよいでしょう。

患者が回復して元気になっていくことや感謝されることにやりがいを感じる人は、救急外来や救急救命センター等で働くのが適しています。
命に係わる病状やケガの患者が多く運ばれてくる医療現場なので、責任は重大です。しかし、その分患者の回復が目に見える現場であるため、仕事に対するモチベーションを維持することができます。
この分野は看護師が不足しがちなので、求人も探しやすいでしょう。
小さい子供が好きな人は小児科、妊婦の経験を活かして働きたい人は産婦人科が適しています。

このように自己分析を行えば、具体的な診療科を見つけやすくなります。
総合病院であれば配属先を変更してもらえるケースはありますが、専門性を高めた方が看護師としての活躍の幅を広げられるので、職場探しの段階でしっかり検討した方がよいでしょう。
なかなか決めづらい場合は、看護師になりたいと思ったきっかけを思い出してみると、本来自分がやりたかったことが見えてくるかもしれません。