医療現場で活躍したいと考えていた看護師が、ターミナルケアで悩みを抱えることはよくあります。ターミナルケアを続けるのは厳しいため、職場探しを行い転職しようと考える看護師も多いのが現状です。
ターミナルケアの現場に直面すると、生命に関わる医療現場で働くのに恐怖や不安が生まれがちです。感受性が高い人の場合、看護師として働くのが無理ではないかと思うこともあるでしょう。
しかし、医療現場でも、生命に関わるような緊急性のある治療をしていない職場はたくさんあります。少なくとも患者が亡くなるようなリスクがない職場なら、前向きな気持ちで看護師として働けるでしょう。
このように、診療科の性質の違いに着目して職場探しを行うと、魅力的な職場を見つけ出すことができます。
心臓や消化器、脳や神経などに関連する診療科では、生命に関わる病気が数多く知られています。
しかし、皮膚科のように皮膚の病気では、生命に関わることはあまりありません。眼科も目の病気なので失明することはあっても命に別状はないのが一般的です。精神科や心療内科も、リスクが低い現場としてよく知られています。口腔外科や産科、歯科なども、患者が亡くなるリスクが低い診療科として有名です。
このような診療科の中から、興味のあるものを見つけ出しましょう。
病院に比べると、クリニックの方が比較的症状が軽い段階の患者が多い傾向にあります。ここで挙げなかった診療科でも、病院からクリニックに転職すると、ターミナルケアがなくなる可能性があるので検討してみましょう。